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Posted by 滋賀咲くブログ at

2006年11月27日

事業計画作成セミナー



「あきんどひろば」では、本日フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)の今庄取締役投資本部長を講師に『経営者のための事業計画セミナー全6回』の第1回目を開催した。
定員を超える参加者は熱心に講義に耳を傾けた。本日は「事業計画作成の意義」について事例を取り混ぜ講義は進む。

1 なぜ事業計画が必要か?
2 「計画」以前に明確化すべきこと
3 事業計画は経営者自ら作れ!!
4 その他最低限おさえるべきポイント
5 良いビジネスプランの特徴
6 悪いビジネスプランの特徴

講義は第1回目で事業計画の概要についての説明が主だったが、参加者にとって自らの事業計画を見直す契機となり、これから事業計画を立案する人にとってもガイドとなる濃い内容であった。
「私の夢には日付がある」とはワタミフードの渡辺氏だが、事業計画も同じです。貴方は5年後10年後の自らの計画を持っているだろうか?との話は説得力があった。

参加者の質問に①戦略と戦術が一般的に混同されている、戦略と戦術の定義は?②事業計画の修正はなかなか難しい、何とかするんだと意気込んで修正を躊躇する。何を修正の判断の根拠とすればよいか
など難問が多かった。

参加者のみなさん、ブログ読者のみなさんご意見をお願いします。

講義の中で出た意見をご紹介します。
・戦略は戦術の上位概念で、どの領域、どのマーケットで戦うのか、プライスをどうするかなど。
・戦略は経営者自身が構築し決定するものであり、部長や課長の及ぶ範囲ではない。
・戦術は戦略を実現するための具体的実施事項など
・事業計画の修正のタイミングは資金繰りが詰まったとき
・事業計画に時間軸を持たせ、その計画の実現が期限内に遂行出来そうにないとき等等。

それでは、第2回目でまたお会いしましょう。

  


Posted by ビジネスカフェあきんどひろば at 23:30Comments(2)

2006年11月27日

ビジネスカフェあきんどひろばの映像

「ビジネスカフェあきんどひろば」

「ビジネスカフェあきんどひろば」が取材され、びわ湖放送で放送されました。

ありがとうございます!

そのときの映像を下記サイトにてご覧いただくことができます。

ご覧ください。

http://www.shigaplaza.or.jp/bizcafe/2006/bizcafe050.html  


Posted by ビジネスカフェあきんどひろば at 18:00Comments(0)

2006年11月27日

「三中井百貨店」

BizCafe「あきんどひろば」開店以来、半月ほど経ちました。金融機関や起業家の方の企画も
持ち込まれており、”ひろば”らしさが少しでてきました。ただ、セミナー・イベントがなくても
ぶらりカフェに立ち寄っていただける方が増えると、もっともっと面白いと思うのですが・・・・

ところで本日は、「近江商人三中井百貨店」の話です。なんで突然?と思われるかもしれませんが、
「あきんどひろば」では、近江商人を色々な経営の切り口で考えてみると興味を惹くんではないかと
考えています。近江商人といえば「三方よし」「しまつしてきばる」「質素倹約」などがすぐに頭に
浮かびますよね。

先日まで、五個荘の近江商人博物館で『中江4兄弟と三中井百貨店』の特別展示が行われていました。
皆さんはご存知でしたか?朝鮮半島や満州に18店舗百貨店を経営し、一時期 三越を売上高で凌ぎ
百貨店王と言われた豪商です。ところが、三中井百貨店は戦後忽然と姿を消す。あれだけの経営人材と組織と経営管理機能を有した企業が忽然消失するというのはミステリアスです。
敗戦後で資産の多くを失ったにせよ、経営のDNAはしっかり根づいているはずなのに。

展示物の中に三中井百貨店の大正12年の決算報告書の一部が目を惹いた。当時、三中井百貨店は個人商店であったと思われる(株式会社化は昭和9年)が複式簿記でしっかりとした記帳されているところをみると、三中井百貨店の経営管理の質の高さをうかがい知ることが出来る。

当期純利益約12万円、別途積立金6千円、役員賞与金5千円、出資配当金約10万円、その他繰越利益・・・。
配当性向83%と異常に高い。出資金は中江勝治郎を始め、殆ど一族で占められているはずなので、役員賞与と合わせると利益の大半をオーナー一族で分配していたことになる。
近江商人は個人の蓄えを地域の人材教育やインフラの整備に力を尽くし社会貢献したのであろう。

現在とは組織、企業統制、産業構造など大きく異なる環境のために意味がないかもしれないが、
現在の三越と比較をしてみる。
三越百貨店の平成18年2月期の決算では売上高純利益率1.07% 配当性向16.27% 内部留保率83.72%となっているが、当時、三中井百貨店は売上高純利益率推定1.33%配当性向83.3%
内部留保率15%となっている。

単純な比較は出来ないにしろ、経営に対する考え方には興味がある。さて次回は何故忽然と消失
したのかについて考えてみたい。




































































































  


Posted by ビジネスカフェあきんどひろば at 07:27Comments(1)