IT経営百選セミナーを開催しました。
私は今日の講演で
生で聞くことができなかった方というのは会社経営においてチャンスを逃していると思います。
この差って大きいですよ。私はそう思います。ですから、少しばかり講演内容を書かせていただきます。
まず、IT経営百選とは経済産業省が認定する経営にITを活用しさらに実績のある企業を表彰するものです。この目的は単に表彰して終わりではなく、経営資源の乏しい中小企業の模範となり、企業経営に役立つヒントを掴んでもらう。いうなれば今回のようなIT活用事例を発表しただくことにより経営力強化を狙うものです。
さらに言えば、IT経営百選ではなんと、滋賀県から今回6社も表彰されています。
滋賀の企業はITを駆使する優秀な経営者が多いですね。
話を元に戻し、今日はその6社の中から、(株)サカエヤの新保社長と(株)タオの井内社長の講演でした。
主催者の私が言うのもなんですが両社長ともすばらしい講演内容でした。
(株)サカエヤの新保社長の講演の中で頭にこびりついている名言があります。
それは、起業者に向かっての言葉として私は捉えました。
社長として重要なこと。それは
(1)スピード
(2)率先してやる
(3)寝ないこと
(3)の寝ないこと というのは何も本当に寝ないことではないのです。当然ですよね。
社長としてのは定時に会社が始まり定時に終わるということではなく、社長としての役割、つまり24時間会社のことを考え行動することだということです。。
社長の経営方針しだいで会社が存続するかどうかが決まります。利益をあげないと会社はつぶれてしまうのです。そして従業員やその家族まで・・・そんなことをこの3つで表現されたのだと私は感じました。
(株)サカエヤさんは近江牛を販売されています。牛肉とえば何をいいたいか皆さんはピンと来たでしょう。
そうですBSEの問題です。自分の経営によって売上が上がらないということは、それは経営者自身のことなので諦めがつくでしょうが、経営者自身に非のないことBSE問題で売上があがらない、または売上ゼロという厳しい状況に追い込まれということで相当のご苦労があったかと感じました。
表彰されるようなすばらしい会社になった今だからいえるのかもしれませんが
逆境の時に経営者として相当悩み、そしてさまざまなことにチャレンジされたことが、今の人気の秘訣ではないと思います。
ITを徹底的に活用することでコストダウンと利益率の向上を実現されました。
それを「会わない営業」という言葉で説明してくださいました。
しかし、ホントに営業をしないというわけではなく、ホームページを24時間働く営業マンに仕立てあげられましたが、さらにお客さまのフォローもきっちりとされているのです。そのフォローにもITをみっちりと活用されているということです。
取り組みとして
生産者のブログをあげること、社長自らが牧場をまわりレポートを書くこと、クレームを防ぐために肉に関する商品説明をきっちりするといったできる営業マンがすることを1つ1つ丁寧に情報発信することで「安心・安全」を提供されているのです。
IT経営百選セミナーは12月にも開催します。
県内の中小企業にとって経営のヒントを掴むことのできる絶好の機会だと思います。
これを掴むも気づかないも、それも経営者にかかってくるのではないでしょうか。
まだ、広報していないので申し込みはもう少しお待ちください。